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吾輩は亀である

クエの種苗3万5500匹生産 和歌山県水産試験場

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市場に出回る数が少なく「幻の魚」と言われるクエの漁獲量増大を目指す県水産試験場(和歌山県串本町串本)は本年度、種苗3万5500匹を生産し、2年連続で量産に成功した。関係者は「万単位の種苗が安定して残せたことは、ある程度の生産技術が確立されたことの証明になる」と話している。
 試験場は2007年度から、卵から稚魚に育てる種苗生産の技術開発に取り組んでいる。クエはふ化後に水槽の底に沈んで死にやすいが、水槽内の水の流れと餌を工夫した結果、08年度は受精卵100万個から種苗4万匹、本年度は100万個から3万5500匹が生産できた。
 受精卵は、水産総合研究センター五島栽培漁業センター(長崎県)と三重県水産研究所尾鷲水産研究室で生産されたもので、5月下旬~6月上旬に試験場内でふ化した。3万5500匹は、ふ化して約2カ月後に確認した数で、全長は2~3センチ。
 生産された種苗は、飼育試験や標識放流などに使う。漁業者にも中間育成を学んでもらうために譲っており、今月は和歌山東漁協に体長10センチほどのクエを譲った。
 試験場は今後、質の高い受精卵の確保や共食いの防除に取り組む。来年度からは、串本周辺で捕れた天然のクエから受精卵を採取する計画。
 試験場は「昨年度と本年度、同じ手法で万単位の種苗が残せた。今後は、できるだけ少ない卵でたくさんのクエを残せるように研究を続けたい」と話している。



by imasu6 | 2009-09-30 15:44 | ブチブチ

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